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あおり運転の罰則内容に自転車も含まれる ドラレコアプリで身を守れ

自転車を運転している 交通
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程度の差こそあれ車を運転していて、他の車にあおられた経験があるドライバーは結構いるはずです。

記憶に新しいところでは、茨城県守谷市の常磐自動車道で起きたあおり運転事件は、妨害運転を繰り返した末に相手の顔を殴打するという酷いものでした。

連日放送されていたこの事件がきっかけとなり、あおり運転に対する人々の意識が一気に高まったのですが、これだけ世間の関心が集まったのは、実はずっと以前からあおり運転が横行していたからなのかもしれません。

この記事は、元交通事故調査員だった立場から、あおり運転への対策と今回の罰則強化で自転車のあおり運転が追加されたことにがついて言及します。

これから先、自転車に乗る人は自転車用ドラレコあるいは同等の機能を持ったスマホアプリの活用が必須となっていく可能性が高いです。

 

あおり運転の罰則内容に自転車も含まれる ドラレコアプリで身を守れ

悪質な妨害運転が後を絶たないことを考えると、あおり運転の罰則強化は当然の流れだと言えます。

あおり運転に対する罰則を飲酒運転と同程度に強化された改正道路交通法が、2020年6月末に施行される予定です。

あおり運転となる主な違反行為

  • 急ブレーキ
  • 車間距離を著しく狭める行為
  • 急な進路変更
  • 左側からの追い越し
  • ハイビームの継続や不必要なパッシング
  • 執拗なクラクション
  • 幅寄せや蛇行運転
  • 高速道路での低速走行と駐停車  など

通行を妨害する目的でこうした行為を繰り返すなど交通の危険を生じさせる恐れがある場合をあおり運転として取り締まる。違反すると、3年以下の懲役または50万円以下の罰金の対象となる。                                (毎日新聞)

あおり運転の被害にあったときは

  • 相手が出てきても社外には出ない、窓も開けない
  • 高速道路ならサービスエリアなどの交通事故に遭わない場所に避難する
  • ドライブレコーダーを活用する
  • 思いやり、ゆずり合いの安全運転

以上の防衛策を取りながら、110番通報をするというのが警察庁の指導にもある対策なのですが、特に重要視すべきはドライブレコーダーの活用です。

相手車のナンバーと妨害運転の記録をとっておくことが、最も有効な対抗策となります。

 

自転車のあおり運転

あおり運転の罰則が強化される今回の道路交通法について特筆すべきは、その処罰対象が自転車にも拡大されたことです。

元々、自転車による危険行為として14項目の規定がありましたが、自転車の妨害運転が15項目として追加された形となります。

自転車の妨害運転(あおり行為)7項目

  • 逆走して進路をふさぐ
  • 幅寄せ
  • 進路変更
  • 不必要なブレーキ
  • ベルをしつこく鳴らす
  • 車間距離の不保持・追い越し違反

3年以内に2回違反した14歳以上の者に安全講習を義務化、受講しない場合は5万円以下の罰金              (道路交通法第108条の3の4、第120条第1項第17号)

 

自転車のあおり運転対策

自転車による妨害運転の被害に遭った時は、基本的に車の場合と同様の対策をとればよいのですが、現状、最も効果的なドライブレコーダーが自転車にはまだ普及していません。

しかし、妨害運転の罰則強化が自転車にも及んできた今、これから先は自転車そのものが変化していくと予想されます。

自転車用ドライブレコーダー

バイクと兼用になっているものが多いですが、すでに自転車用のドラレコは販売されています。

 

 

今後ますます機能の高いものが生まれてくると思いますので、自転車用ドラレコを購入する際の基本ポイントを述べておきます。(今はなくても将来的に付くであろう機能も含みます)

  • 主流は充電式ですが、自転車でも給電可能なもの
  • 前後撮影が可能なもの
  • 雨風、砂塵に強いもの

ドラレコアプリ

スマホがドラレコとして使えるアプリもあります。

もちろん、車の場合でも使用できますが、やはり前後撮影を推奨しますので、できることなら自転車のように短時間、あるいは緊急措置として使用する場合のドラレコという位置づけが妥当です。

自転車でドラレコアプリを使用するならスマホフォルダーは必須です。

 


「スマートくん」のように、ドラレコアプリは無料のものでもAI搭載で高機能なものがありますので、ご自分のスマホで一度試してみてください。

自転車にもナンバー制度

都の一部で議論されている段階ですが、自転車にも車と同様なナンバープレートの装着義務を課すことで、マナー向上、放置自転車の削減等が期待できるというものです。

しかし、費用対効果の面や事故防止にまでつながるか疑問があるということで、現実化に至るかはまだ不明です。

 

最後に

妨害運転の被害者は、あおられたことで何らかのアクションをとってしまいがちです。

自分は悪くないのにただ我慢しているのがばからしい気持ちはわかりますが、結局、相手の妨害が増長して事件にまで発展してしまうケースが多いのです。

ドラレコは妨害運転に対抗できる最大の武器となりますが、あおられても相手にせず、ゆずり合い、思いやることが妨害運転をなくせる唯一の手段なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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